Divino

ディヴィーノ〜ワイン初心者による勉強ブログ〜

私がワインにハマったわけ

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カラブリア州の家庭で作られた自家製ワイン Photo by mayumiao

 

初めまして!週末が近づくと「今週末はどんなワインを飲もうか。」とソワソワしだすマユミです。

 

といっても数年前までは、ワインはおろか、お酒を日頃から飲むタイプでは無かった私。

飲むといったら、たまにビールか友達とイタリアンレストランに行った時にグラスワインを1、2杯飲む程度でした。

 

そんな私がなぜワインにハマったのか。

その理由は、イタリアに留学したこととワインが不思議な飲み物だったことにあります。

 

ワイン大国イタリアでは、皆んな日常的にワインを楽しんでいた

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フィレンツェにあるワイン居酒屋にて Photo by mayumiao

 

私は30代最後の年に、イタリアのフィレンツェという町に1年間の留学をしました。

 

イタリアはフランスと一二を争う世界有数のワイン生産国です。

フィレンツェがあるトスカーナ州は、そのイタリアの中でもワインどころとして知られています。

 

お昼時のフィレンツェの街を歩くと、レストランのテラス席でパスタとワインを楽しむ人たちや、ワインが入ったプラスチックのコップを片手にパニーノを頬張る人たちをよく見かけました。

  

スーパーには日本では信じられないほど売り場面積が広く、品揃えが充実したワイン売り場があり、街の至る所にもエノテカ(軽く飲食ができるワイン専門店)がありました。

 

パニーノ屋さんでは1杯1ユーロ(120円前後)からワインを飲むことができます。

地元の人達が通うトラットリアでは、ハウスワインを1杯2ユーロ代(250円〜350円程度)で飲むことができます!

ワインどころだけあって、この価格でも十分に美味しいワインです!

 

スーパーでは750mlのボトルワインを1本3ユーロ代から購入できます。

エノテカでは10ユーロ代から1000ユーロ近いものまで、その日の料理に合わせたり、プレゼントとしても購入することができます。

 

つまり、日常的にワインを楽しむことができる環境が、そこにはありました。

 

誰かと食事を共にするときには、必ずワインがある

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シニョーラの家族との食事会にて Photo by mayumiao

 

私はイタリアのフィレンツェという街で、イタリア人のシニョーラ(大家さん兼シェアメイト)と一緒に生活をしていました。

 

彼女の住んでいるアパートの一室を借りていたんです。

キッチンとシャワー、トイレは共同。

彼女とシェア生活をしていました。

 

彼女はお料理上手なマンマ。

週末になると近くに住む息子さんとその子供たち(彼女のお孫さん)が、マンマの手料理を食べに来ます。

 

私も、ご家族の食事に参加をさせてもらっていました。

 

初めて彼女の息子さん達との食事会で、私がキッチンで料理の手伝いをしていると、息子さんから質問をされました。

 

息子さん「マユミはワイン好き?」

私「はい、好きです」

息子さん「赤ワインと白ワイン、どっちが好き?」

私「ん〜、どっちも好き!」

 

この短い会話が今も印象に残っているのは、シニョーラのシェアメイトはいつも日本人だったこともあり、彼は日本では日常的にワインを飲む習慣がないことを知っていて、聞いてくれたのかも知れないと思ったからです。

 

それからは、食事に来るたびに息子さんはワインを持ってきてくれました。

 

時にはスーパーで買ってきた5ユーロのワイン。

時には自宅のセラーから持ってきたビオのワイン。

時には旅行先で買ってきたワイン。

 

そして、ワインを飲むたびに持参したワインのことを教えてくれました。

 

また時には同じ語学学校に通う日本人の友人を招いて、シニョーラの料理教室&食事会、名づけて ”マンマ会” を開催していました!

 

その友人の中にはソムリエの男性もいたので、彼に当日のメニューを伝え、ワインのセレクトをお願いしていました。

 

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語学学校の友人で、私のワインの師匠でもあるYU SHIOZAWA君のYouTubeチャンネルです。

テイスティングやワイナリー訪問などの動画をアップしています。

ちなみに私のお気に入りはこちら⬇️

テイスティングの勉強と、ペアリングの参考になりますよ☺️


【ワインの開け方も説明!】料理動画にワインでレスポンスVol.2

 

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マンマの作る本場イタリア家庭料理にソムリエの友人がセレクトしたワイン。

最高に贅沢で楽しい時間でした!

 

「今日はどんなワインを楽しめるだろう…」

大家さん家族との食事、友人達との ”マンマ会” 。

料理もだけれど、ワインも楽しみにしている私がいました。

 

それから、日常でもワインを飲むことが増えていきました。

イタリア料理が大好きでイタリア家庭料理に興味があった私は、シニョーラと一緒に料理を作って食べることもしばしば。

 

お昼ご飯だったり、夜ご飯だったり。

 

もちろんテーブルにはワインが欠かせません。

いつも日本語で「乾杯〜!」

おしゃべりしながら、ワインを飲みながら、食事の時間を楽しんでいました。

 

そんな1年間を過ごしていたら、「食事の時にはワイン」が欠かせなくなっていました。

 

ワインの面白さ奥深さを知り、そしてハマった。 

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ブラーノ島のブドウ畑 Photo by mayumiao 

 

日常的にワインを飲むようになっていった私。

 

いつの日からか、ワインを考えながら飲むようになっていました。

 

「ん〜、この香りは何だろう。。。」

「このワインの余韻はどうかな。。。」

 

そして疑問を持つようになっていきました。

 

「葡萄からできたものなのに、なぜグレープフルーツやハーブの香りがするんだろう。不思議すぎる。」

「なぜ時間が経つと香りや味わいが変わるんだ? 不思議すぎる。」

「一体ワインってなんなんだ???」

「ワインのことをもっと知りたい!知りたい!知りたい!!!」

 

興味があることには突き進むタイプの私。

 

シェアハウスにあったワイン本をシニョーラから借り。

お世話になっていたドゥオーモ近くのエノテカのお姉さんからもワイン本を借り。

本屋に行ってワイン本を買い。

 

「ワインを知るには、ワインを飲まないと!」と思えば、

 

ソムリエのYU君がインターンをしていたエノテカに行っては、ワインを試飲させてもらったり。

エノテカのお姉さんとの女子会では、気になったワインを開けてもらったり。

 

そんなこんなで、一年間のイタリア留学でワインにすっかりハマり、今までは特別な時にしか飲まなかったワインが、すっかり身近なお酒になりました。

 

当然帰国した今でも、ワインへの興味は薄れていません。

 

残念ながら、飲む頻度は減ってしまいましたが、今では週末に楽しむワインをネットショップや近所のワインショップで物色するのが趣味となりました。

 

これからも、ワインをもっと楽しむために。

一緒に楽しむ仲間を増やすために。

飲んで、勉強して、このブログを書こうと思います。

 

Brindiamo!!!!!

乾杯しましょう!!!!!